俊彦が「お飛び!お飛び!」と言われているのが聞こえてきそう…。
この映画を一貫して彩るのは、唐津の様々な海…
周囲6m、高さ約30mという巨大な二つの岩からなる立神岩。その壮大さと神々しさから「立神岩」というのは単なる巨石ではなく、神の依代だと思えなくありません。唐津は太古の昔から中国大陸や朝鮮半島との交流があり、特に『魏志倭人伝』では唐津のことが「末蘆国」として紹介されています。この立神岩の洞窟でお地蔵様にお参りをして飛び出してく俊彦ですが、魏の使者もこの地を訪れ、日本の神の事を多少は知ったかも知れません。この海岸は波が良く、九州のサーフィンの発祥の地と言われ、多くのサーファーが訪れています。